<ファイルコイン(Filecoin)とは?>
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など、約3年の歳月を経てプロジェクトが進み、2020年メインネットのローンチ予定が発表された事で大きな動きを見せています。
大成功しているICOプロジェクトがあるからこその裏返しで、多くのプロジェクトが模倣してICOにて資金調達を行っていました。※ICOセール後に思ったようにプロジェクトが進まず、コイン価格が大暴落する経験をした投資家も非常に多いかと思います。
今回のFilecoin(ファイルコイン)プロジェクトは2017年当時から話題となっていました。
当時のICOセールに参加できる投資家は限定的となっており、
- 総資産額1億ドル(約110億円)の資産家
- 年間20万ドル(約2,200万円)の利益を生む投資家
など、一般投資家というより有名VC(ベンチャーキャピタル)や機関投資家を含めた2,100名のみが参加しました。
今回は2020年秋頃の上場(予定)を控え、一般投資家がFilecoinのレンタルマイニングサービスに限定500ユニットとなりますが、参加ができるようになりました。(約5億円相当分限定)
それでは今回は、ファイルコイン(Filecoin)の概要について公開されている情報を参考に以下の目次に沿って図解していきます。※2020年7月19日に情報を更新
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<公式情報>
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■ファイルコインの買い方
最新情報|ファイルコイン
<進捗情報>
【インタービュー動画公開:2020年7月21日】 今回、日本市場にて関わるファイルコインについてのインタビュー動画が公開されました。 ■参加企業
※動画の登場人物は左から、
中国Filecoin市場の環境・昨今のIR情報など、またSIGOOT社との関連性についてなど答えづらいであろう質問に全て答えていただきました。 以下は、筆者が動画を見たまとめとなります。(聞き間違いや掲載誤りがございましたら、ご指摘願います。) Q,トゥモローがIPSFに関与していないというIRを出したのは何故か? A,トゥモローは中国国内、特に四川省において影響力があり有名な企業である。トゥモローの名前を使って無断でマイニング詐欺を行なっているグループがある。詐欺が行われないようにIRを出した。広告宣伝部がウィーチャットに、ウォン氏が作った文章を掲載。その文章の最後にはIPSFプロジェクトを否定しているわけではない、今後IPSF事業に関わる可能性はある、と文章に記載している。このIR情報を事前に日本のパートナーに報告していなくて、申し訳ありません。 Q,日本のユーザーがトゥモローの公式チャットに問い合わせが、IPSF事業を行なっていないと回答したのは何故? A, 1、トゥモローは四川省政府と組んでいる、パートナー企業であること 2、トゥモローの資金調達において、株主がいたり資本計画がある。 また、メインネットが公開していないプロジェクトに参加することは、後ろにいる政府や株主のことを考えて、便宜をはかり行なっていないと返答している。さらには、トゥモローは2020年後半〜2021年初にIPOを控えている。ナスダックも検討したが、中国企業はアメリカのIPOは全面的に禁止されている。IPOの審査が通りやすいのは1つの分野に集中していること。会社の焦点を絞っていること。なので多分野に事業をしていると見せたくない。 Q、シグートとトゥモローの関係性は? A、シグート、トゥモロー、ノンエントロピの3会社は、提携協力関係にある。マイニングを日本で展開する時に日本ユーザーに声を届けるようにする為に組んでいる。技術、マーケティングの面で良いシステムができれば。 Q、日本のファイルコインコミュニティに向けて一言 A、ファイルコインのロジックを学習してもらいたい。質問の中にビットコインマイニングの影響を受けた声が多い。日本と中国の技術者の共同セミナーの動画があるので、皆んなが言っていることを理解してください。研究開発の成果を共有しているが漏れないようにして欲しい。
ノンエントロピ、トゥモローのところには毎日のようにマイニング業者がユーザーと偽って潜入し、質問をしたりして盗む。最後に、ファイルコインのマイニングにおいて我々は、ダントツの優位性を持っている。 ※動画はこちら:https://ipfsjapan.org/ |
ファイルコインがビットコイン(BTC)以来の期待値が高いプロジェクトと呼ばれています。その大きな理由は以下の4点です。
- 適格機関投資家を含めたICOセール
- GEMINI取引所へ上場予定発表済み
- 先物取引にて取引が開始済み
- 中国大手マイニング企業が参入表明済み
一般投資家を対象にした短期的な売却狙いのICOプロジェクトではなく、中・長期的に次世代の技術を根幹としたICOプロジェクトです。
本当の意味でのICO(資金調達の手段の一つ)によるプロジェクトかと思われます。
ファイルコイン(Filecoin)のプロジェクトとは?
<Filecoin(ファイルコイン)概要>
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現在のインターネットは「HTTP」ですが、FilecoinプロジェクトはこのHTTPに代わる新たなプロトコルIPFS(Inter Planetary File System) を利用してユーザー同士がストレージの貸し借りが可能なテクノロジーです。※利用されていないストレージは、全世界の半数(50%)ほど存在すると言われています。
■IPFSの仕組み
その仕組みをシンプルに説明すると、個人や法人のPCやスマホの空き容量を提供し、世界で巨大なネットワークを構築しようという仕組みです。※開発の目的は、「地球規模で一つのデータストレージ環境を構築する」というビジョンの元、今後も拡大し続けるデータセンターのインフラになり、ブロックチェーン上のデータを保管する手段にも使われることなど、莫大なデータセンターへの需要に応えていくと期待されます。
そしてその報酬として「Filecoin」が利用されます。また本プロジェクトは、インターネットの次世代インフラ(Web3.0)として注目され、すでにGoogle/Netflix (ネットフリックス)が「IPFS」の導入に表明をしています。
現在のインターネットの世界では、
- Google Drive(Google)
- One Drive(Microsoft)
- iCloud(Apple)
など、特定企業が管理するサーバーにデータが存在する中央集権的なクラウドストレージサービスが主流です。
そして現在の通信プロトコル「HTTP」は不特定多数の端末からサーバーを介する為、大容量のサーバーが必要と言われています。その為、ネットワークが重たい・ハッキングによる停止・データ破損などがあり、管理する人的コストも膨大になるデメリットがあります。
そこでFilecoinプロジェクトの”IPFS”は、次世代のインターネットサービスである非中央集権型のP2P(Peer to Peer)にて提供します。※P2Pとは、不特定多数の端末(スマホ/PCなど)がサーバを介さずに、端末同士で直接データファイルを共有することができる通信技術です。(身近なP2Pサービスと言えば、LINEやSkapeがその技術を採用することで、大規模サーバーの用意が不要なため、無料でサービス提供が可能になっています。)
ではFilecoin(ファイルコイン)の基幹技術である「IPFS」では、どのような事が期待され・現状の問題が解決されるのでしょうか?
IPFSが注目される理由は?|市場性
FilecoinのIPFSが注目・期待されている理由の一つに、
- スマートフォンの普及
- 通信速度の向上
- コンテンツのリッチ化
- IoTによるネット接続デバイスの拡大
など、世界のデータ量がたった10年で35倍以上に拡大している問題を解決する基幹技術を提供します。
日本国内の主要都市でもすでに5Gサービスが普及している背景からも、今後さらにデータ量は増加すると考えられています。その中でデータ量が増大する一方、懸念されるリスクはコスト面・セキュリティ面です。
Filecoin(ファイルコイン)の基幹技術である「IPFS」は、非中央集権型のP2P(Peer to Peer)型になる為、上記の問題・課題を解決する一端となり、これからの世界の次世代のインターネットインフラ(web3.0)となる可能性を秘めています。
その為、世界のIT業界・フィンテック業界をリードしている企業が次々と参入を表明しています。
またその他にも、Filecoin(ファイルコイン)はマイニングの観点からも注目度が高くなっています。
現在仮想通貨業界のNo.1はビットコインですが、BTCを含めマイニングのPoW方式は高速演算のためのマシンが必要となり大量の消費電力が問題となっています。その為、安価な電気料金を提供する国でのマイニングが盛んとなっています。
そこでFilecoin(ファイルコイン)のマイニングは、上記の消費電力問題を解決するマイニング方式を採用しています。
以上の点からもファイルコイン(Filecoin)の登場は、『仮想通貨=ビットコイン』という仮想通貨業界1強の牙城を崩せる可能性があるとも言われています。
またファイルコインの基幹技術同様、Web3.0をけん引すると言われている次世代の分散型ブラウザ(brave)の独自通貨”BAT”は、仮想通貨時価総額ランキング30位前後に位置しています。※2020年4月ビットフライヤーに上場したことで話題になりました。
また余談ですがFilecoin(ファイルコイン)は、スタンフォード大学が進めるENCODEという人間のゲノムデータをパブリックな状態でセキュアに保存するためのプロジェクトや、AI自動運転自動車のためのオープン環境下でのデータストレージとしても使われています。
ICOセール参加者は?|Filecoin
Filecoin(ファイルコイン)が2017年8月に実施したICOセールでは限定された投資家のみが参加し、開始1時間で約190億円の資金が集まりました。※最終的には約282億円の資金調達に成功
<限定的な投資家とは?>
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Filecoin(ファイルコイン)に参加した投資家の中には、
- Ycombinator(100社以上のスタートアップに成功したシリコンバレーに拠点を置く)
- Angellist(スタートアップを支援するwebサイトを立ち上げたNaval Ravikant氏)
- Andreessen Horowits(大手VC)
- Sequoia Capital(大手VC)
- Winklevos(仮想通貨系VC)
- スタンフォード大学
など、著名な企業・投資家・教育機関がICOセールに参加しました。
現在の取引市場は?|Filecoin
※引用元 https://www.coingecko.com
2020年6月現在、Filecoinの先物(IOU)市場で上場している取引所は、
- Gate.io
- XT
- LBank
- TOKOK
- BitForex
- Ploniex(2020/6/19より)
など、2017年12月から取引がすでにされています。Gate.io取引所とは、将来性のある仮想通貨を多く上場させる取引所として知られています。※先物市場の為、今後のFilecoinの予想価格・期待値が価格に反映されています。
<追加情報(2020/6/19)>
![]() ※引用元 https://poloniex.com/exchange#usdt_XFIL 2020年6月19日に世界取引量ランキングTOP30位に位置する取引所PloniexにてFILの先物取引が開始されています。 |
【2020/6/22現在】
先物市場とはいえ、1ヶ月間の取引量が1,000億円を超える月もありました。2020年6月22日時点のFilecoin(FIL)価格:$10.86(約1,200円程度)
Filecoin(FIL)の概要|暗号資産
Filecoin [Futures] (FIL)
1,673.59 JPY (-2.51%)
2095
$? USD
$9.13 M USD
<ファイルコイン概要>
※半減期が訪れる6年毎に7億枚、3.5億枚、1.75億枚と減少 |
ファイルコインを手に入れる為には、
- マイニングレンタルに参加(以下にて紹介)
- 上場先の取引所に購入
- ストレージの提供
上記のいずれかとなります。
上場先のシナリオ|ファイルコイン
ファイルコインが期待されている理由の一つに、同じweb3.0の仮想通貨である「BAT(Basic Attention Token)」が関係しています。※BATとは、JavaScriptの考案者であり”Mozilla”と”Firefox”の創業メンバーでもある開発者が開発した次世代のブラウザ『Brave』の独自通貨
<BATの上場シナリオ>
※取引所の規模感は、コインマーケットキャップにて確認が可能です。 |
上記のBATと同様に、「Filecoin」も世界大手の仮想通貨取引所である「coinbase」や「GEMINI」での上場がすでに発表されています。
同じweb3.0の銘柄であること、また適格機関投資家などある一定の資産を保有している方のみがICOに参加しているプロジェクトであることなどから、「BAT」が上場した流れと同じ系譜になるのではないか?と期待されています。
※あくまでもBATと同様に・・・と期待をされているだけですので、必ず日本国内の取引所に上場するという訳ではありません。
価格予測は?|ファイルコインへの期待値
ファイルコインの価格予測に入る前に、まずファイルコインの価格上昇が期待できる理由を図解します。
<価格上昇が期待される理由は?>
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■購入プラン
ファイルコインのマイニングメニューは、4コースともに1年契約となります。(2年目以降の再契約プランは検討中との事です。)
■マーケティングチームによる予測(プレミアムプラン時)
ファイルコインのメインネット公開は2020年秋頃を予定しておりますが、初期マイニング者には数カ月間にわたって通常より大規模な採掘報酬が期待されています。
そこでマーケティングチームが試算したシュミレーションでは、初期から参加したマイナーには年間1,485枚(ファイルコイン)が採掘できるのでは?と推測しております。※あくまでも予測ですので将来の利益を保証する数字では御座いません。
■マーケティングチームによる予測1
※プレミアムプラン時
ファイルコインのマイニング数量と市場で取引される価格の予想をした年表シュミレーションとなります。
ポジティブ(肯定的)・コンサバティブ(保守的)・ネガティブ(否定的)の3パターンによる1年間のファイルコイン採掘量と価格です。
※以下が1年間マイニングに参加した際の収益シュミレーションとなります。
■マーケティングチームによる予測2
※プレミアムプラン時
ファイルコインのマイニングプランは、
- 98,000円(スタータープラン)
- 245,000円(スタンダートプラン)
- 980,000円(プレミアムプラン)
- 1,960,000円(クラウンプラン)
上記の4プランとなっております。ポジティブな場合の収益率はかなりインパクトがありますが、ネガティブな予測で推測しておく方が無難かも知れません。
あくまでも投資商品となりますので、ご参画される場合は余剰資金または生活に困窮しない金額で投資される事をオススメ致します。それでは以下にて、ファイルコインのマイニング(購入)への参加方法を紹介します。
ファイルコイン購入方法
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2020年6月現在、ファイルコイン(Filecoin/FIL)は暗号資産取引所に上場していません。※先物取引のみ
■購入マニュアル記事
あとがき|ファイルコイン
<かんたんなまとめ>
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など、現状のインターネット課題を解決し、かつビットコイン1強の暗号資産市場を大きく変える可能性に期待されています。
またICOセールに参加している企業は、高いハードルが設定された条件をクリアした資産家・投資家に限定されている為、上場後の価格の暴落も考えにくいと推測されます。※短期的目線ではなく、中・長期的にプロジェクトを考察している為。
今回は1個人ユーザーがマイニングレンタルによりファイルコイン(Filecoin)を得ることが出来ますが、2020年秋頃の上場後に実際にどのぐらいの価格になるのか?が投資リスクとも考えられます。
マイニングに参加した場合、例えばFilecoin価格が2,000円になれば約2倍の純利益となります。現在先物で取引されている価格が10.5ドル(約1,155円)程度です。
このあたりを投資家目線で考えると、プロジェクトの期待値とリターンをどのように捉えるか?は、各投資家の判断に委ねられるところです。もしご参画される場合は、余剰資金または生活に困窮しない程度に投資される事を推奨いたします。
また、取引所の上場後にコインを購入し来るべきタイミングで売却をした方が利益率が見込める可能性・選択肢も御座います。
■2020年7月8日追加
日本国内ではファイルコインの購入方法は複数あります。
- レンタルマイニングに参加(今回の内容)
- 交換券発行(現在レートで購入可能)
上記なります。交換券発行タイプは、現在の先物市場にて売買されている安いレートで購入が可能です。ただし取引所に上場後の6ヶ月間はロックとなるそうです。(誤りがご指摘願います。)
いずれの参加方法であれ、価格が上昇することを期待することには変わりはありません。プロジェクトに可能性を感じリスクヘッジをするなら両方のプランで参加してみるのも有りかもしれません。
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